男と女の間には

夫と死別後に待っていた難問

時間が教えてくれたこと。

出口のない迷路から
明るい方へ引き上げてくれた
私のまわりの見えない力たち。

自分でも光の方を選んだり、
また、闇の中へ引き戻されたり。
そんなアップダウンを繰り返して
もがき、抜け出したいと思った。

とにかく魂を平安に、平安に。
そこから物事を考えようとした。

時が経ち、今思うこと。

多分。
彼女は幸せではなかった。

お金は不自由していない。
仕事も夫もある。
それでも
幸せと思えない。
主人のアンテナはそれを捉えた。
そして、彼女を可愛そうと思った。

その結果私は
夫を亡くし、浮気が発覚し、
家の改築も話が頓挫。
子供たちは自分の道をすすみ
広い家に一人になり。

絞り出した結論が
私を自由にしてくれた。

私はやるだけやった。
これからもやるだけやる。

これがわかっている答え。

新しい出会いに感謝し。
人の痛みや優しさに触れ、人の中で息をし。
普通のこと楽しみ、笑い、生きていく。
時が終わるまで。
もっともっと生きていく。

不幸を撒き散らさず。
笑って歌って食べて。