男と女の間には

夫と死別後に待っていた難問

時間が教えてくれたこと。

出口のない迷路から
明るい方へ引き上げてくれた
私のまわりの見えない力たち。

自分でも光の方を選んだり、
また、闇の中へ引き戻されたり。
そんなアップダウンを繰り返して
もがき、抜け出したいと思った。

とにかく魂を平安に、平安に。
そこから物事を考えようとした。

時が経ち、今思うこと。

多分。
彼女は幸せではなかった。

お金は不自由していない。
仕事も夫もある。
それでも
幸せと思えない。
主人のアンテナはそれを捉えた。
そして、彼女を可愛そうと思った。

その結果私は
夫を亡くし、浮気が発覚し、
家の改築も話が頓挫。
子供たちは自分の道をすすみ
広い家に一人になり。

絞り出した結論が
私を自由にしてくれた。

私はやるだけやった。
これからもやるだけやる。

これがわかっている答え。

新しい出会いに感謝し。
人の痛みや優しさに触れ、人の中で息をし。
普通のこと楽しみ、笑い、生きていく。
時が終わるまで。
もっともっと生きていく。

不幸を撒き散らさず。
笑って歌って食べて。

思いを書き終えて、、。

夫が亡くなり直後にわかった事実を解明したくて気がおかしくなるほどずっと考えていた1年半。
立ち直れたことに、色々な方との交わりが有りました。

町のプロテスタント教会にも通っていて
牧師夫妻に、夫の葬儀司式を依頼。

彼女のことを話し先方に請求の件は
話が大ごとになり、自分が傷つくからやめなさいと反対されました。

私のことを思ってやめた方がいいと
友人数人も意見がありました。

それでも意思は変わらず、長い時間をかけて
礼拝の中で神様に「この道を進みたいと決心しました。神様は人を赦せと言うけど、法にかけてみるのも社会のモラル。神様が私を赦さないならどうぞこの道を塞いでください。」と祈りました。

上手くいかない時は諦めよう、、
神様が反対しているのだ、と。
ところが、事態が好転したのです。

彼の一年目の命日に奇跡的に有利な
証拠が発見されたのです。

これをもとに、彼女に真っ向から
不倫の事実を送りつけました。

私の欲しかった答えは出なかったけど
これで終わり。

ここで終わりにできたら
自分を誉めようという所に、立っています。

苦しかった。闘った。そして呑み込んだ。
この経験が
きっと誰かの役に立つ。
そんな風に考えています。 🌱

男と女の間には

夫が亡くなって1年と半年。

ひとりになってわかったことも、結局わからないこともありました。

男と女のあいだには 深くて長い川がある

加藤登紀子さんが歌っていた通り

どんなに言葉を重ねても 辿りつけないお互いの違いがある。

これをわかろうとするから、わかってもらいたいから

無理が生じる。

わからないものに対して、どれだけ推し量ろうとするのか

折り合い点を探ろうとするのが、愛なのかもしれない。

だとするならば、主人は給料を運んできたし、暴力も振るわなかった。

料理にいちいちケチつけなかったし、笑わせてくれた。

相手と出かける時どんな嘘をついて私をだましていたかなんて
いくらでも考えられるけど、そんなことばかりだと病んでくるし。

私にも悪い所は沢山あった。
彼の言葉や行動に無関心に近くなり。
仕事、子供、家事で彼はこんなはずじゃなかったと思っていたかもしれない。

自分の目線しか見えないから平行線の
ままの毎日だったんだ、きっと。
一人になって、、、。
後何十年生きなくてはいけないか
苦しいけど生き抜いたとき

何かがわかるのかもしれない。

毎日変わる心、2人への憎しみが
少しずつ自分の未来への興味に変わっていく

それは、ネイルをしてくれた
わかいママネイリスト。

借金を抱えたエステサロンのオーナー

夫と別れたワイン店の店主

皆前に向かって生きている女性
これからは女友達を作ろうと思う。
努力して友達と認めてもらえるまで。
神様に、お疲れ様と
言ってもらえるその日まで、、

紫陽花

今朝、やっと色づいてきた 紫陽花




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彼女は、その後夫と共にA弁護士事務所を訪れて「先生、すみません。私嘘ついていました」
と、言ったそうです。
和解文には謝罪し、お金を支払いますと書いてあった。
しかし、謝罪の文章が来るわけでもなく
金額も200万円に減額を希望してきた。

彼女の夫から、私に逆請求しないことが盛り込まれているので
ここは取引。承諾した。

結局私の希望であった真実を聞き出すことはできなかったけど
冷静に考えてもこれからまだ生きていかなければならない彼女は
自分に不利なことを言うわけがない。

真実なんてないのである。

こうして慰謝料が振り込まれて3か月経とうとしている今。

私の 知りたい願望は 落ち着きを取り戻し
占星術の若き女性に言われた通り

真実は私の胸の中にあると
思えるようになった。

彼がどうあれ
自分は誠実に愛して、日々生きていた。

それしか事実はわからない。

彼はいい人だった。

ただ私の、私だけのものじゃなかった。

これから どうやって生きていこうか。

楽しみになれる時が・・・・・・

紫陽花を選んだこと。

一年前は世界が真っ黒だった。

今は色が見える。

まだまだ綺麗!!と叫べないけど、私の側で咲いてくれている

彼女の回答

年もせまった12月後半。
昼休みに弁護士事務所へ連絡した。
とにかく、事務所に来るように、とのことでその日の内に退社後、向かった。

若い男性弁護士は偶然にも職場にも出入りしていた人。
初めに軽くあしらわれたベテラン女性は同じ弁護士事務所のトップ。
5人くらい、抱えている事務所かな?

弁護士はその二人が、ついてくれることになった。
証拠を予めスマホレベルで送っておいた。
ベテラン弁護士も今度は戦闘モード、やる気満々。
いける、という結論に至り、先方の弁護士宛てに文章を下書きしてくれることになった。

パソコンを持ち込んだが事務所では情報が洩れることがあるので
私のパソコンにワイハイを飛ばすことが出来ないのでネットが使えず。
男性弁護士にパソコンを預けた。


万が一先方が認めない場合、裁判になる。
十分裁判に持ち込む気持ちと証拠は準備できた。
お金も、支払う覚悟ができた。


そして、ここからは一旦年明けまで待つことにし、
その間に、頭を冷やすことにした。

年越しの家族団らんは慎ましかったけど、子供のことも考える余裕が少しできた。
少しだけ正常に戻ってきた気がする。

からの年明け。
正式に清書された慰謝料請求は、弁護士二人の名前が連名で書いてある。
本来の目的はお金ではなかった。
でも、この方法しか彼女のやり方に反論できない。
金額は思い切って300万円とした。

「投函しましたよ」
年が開けて、最終確認した慰謝料請求書を先ほど弁護士宛てに送ったという。
長かったような、すぐだったような。

「どの位で返事がきますかね?」
A先生は仕事が早いから、すぐ来るわよ。
A弁護士、全国放送になる事件にも関わっていたやり手。

その日から少し落ち着かない日々。
お昼休みにメールを送る。
返事はない。

次の日、午前中にポケットに忍ばせたスマホを給湯室でチラ見。
返信があった!

仕事中だったけど見つからないように周囲に注意して・・

「先方が不貞を認めて謝罪し要求をのみました。」

その時の満足感は、今まで生きてきた中でも特別だった。
勝ち誇ったような気持ちはいけない、悪からきているのだと罪悪感はあるが
これまでの私の気が狂う程の悲しみからすれば
ここは素直に喜こぼう。

神様に感謝した、言葉にできない瞬間だった。

三か月後・・・

どん底低空飛行中は、他のことで気を紛らわしました。

高校時代の友人らが家に来てくれたり。
一人で映画を観に行ったり、、、

お一人様カフェに行ったり。今まではできないと思っていたことをやるようになった。

エステに行ったりジムやネイルサロンにも行って人生変わりました。

主人のことは朝晩は脳裏に焼き付いていましたが、日中は思い出さないことにしました。
忙しくしてやり過ごす。それが一番楽でした。

そうして3か月が経ち。

丸一年目の命日がやってきて・・・
仕事を半日で上がりお墓参りに行ったのです。
ところが・・向かう道で運転中、そう、なぜか運転中は気をそらすことが出来ず
彼のことが浮かんでくるのです。
運転しながら嗚咽してしまい、
お墓の前まできたのに、車の中から出られませんでした。

大泣きして大っ嫌いと叫んでいました。

結局お墓参りはできず、そのまま家に帰りました。

ぼうっと久しぶりにパソコンを開き。
グーグルクロームの写真を眺めているうちに
メモ のボタンを初めて開いたのです。

すると

命日にメモから沢山のラインのやり取りの抜粋がでてきました。
ほしかった2018年のやり取りがメモとして保管されていたのです。
主人の心が残されていました。

不貞の事実もありました。
・・・・本来ならショックを受けるはずが・・・

「核心の証拠が出てきた。とうとう裁判できる」。
彼女に反論できる。嬉しかった。

主人が天から観念して白状したのか、神様の哀れみか。
命日の日にとんでもない展開が待ち構えていました。

彼女というひとが見えてきた。

その弁護士は女性で、今後は彼女や彼女の家族に直接連絡をしてはいけない。

弁護士である代理人を通して一切コンタクトすること。

私の主人との不貞を疑っているが、そんな事実はないこと。

二人で病院に行った事を言わなかったのは、不貞があったからではなく、
あの時家族に言っていたら一命をとりとめていたかもしれないという良心の呵責があったからということだった。

今後意味不明な文章を送ってくるなというもので
こちらが期待した謝罪や弁明は一切なかった。

まるで迷惑行為をしてくる
面倒な奴あつかい。

自分は悪くない。、、、?

またまた笑ってしまったが、これでは、もう手が出せない

早速、今まで相談にのってもらった若い男性の弁護士にメールした。
彼女に手紙を出すときも一読してもらい、「この内容なら脅迫とかならないですよね?」
と聞いていたから。

   ・・・餅は餅屋ですもの。
今回の弁護士からの手紙に「弁護士の○○さんから通知書が来ました。これで、もう私が電話か何かしたら駄目ですよね?」

「うん、刑事告発されますね」

け い じ こ く は つ

ひゃー。それは困るわ。

ことが大きくなる。仕方ない。
でもまだしつこい私。

相手の弁護士に電話で一報「頂いた手紙は不備があるので送り返します。それと彼女に手紙を渡してほしい。代理人に送るんだからいいですよね」
と言って手紙は送り返してやりました。

だって。二人が受診した病院の名前も違ってたし。
彼女には「主人と付き合っていたこと傷ついたし、なぜ二人で病院に行ったのか?
会っていなかったといったのに・・・真実を教えて欲しかった。こんな結末になって非常に残念です」と手紙を書きました。


非常に空しかった。
主人が愛した人なので、もう少し歩み寄れると思ったのに。
甘かった。
そして映画「魂萌え」を観て、凄く共感してまたまたどん底に落ちていきました。